これまでのブログなどを少し読み返しても
自分は今までも常に現状に焦りを感じていた
いつか失敗するときが来る、それだけは分かっていた
けれど自分はそれでも何もして来なかった
焦るだけで何もしなかった
パスカルの『パンセ』だっただろうか
人生は崖に向かって走るようなものだが、
人々は崖の前に視界を遮るものを置き、
それで安心して崖に向かって走り出す
というような言葉があった
パスカルの本当に意味することは多分自分が考えているものとは違う
それでも現実から逃げてばかりの自分には
その言葉から幾らか、自分の愚かさが透けて見える
この間の会話の
「綱渡りをしながら、「意外と落ちないな」と言って走り続ける」
という例えは、
その場で口を突いて出た割には的を射た例えだったかもしれない
部屋は見渡す限り
自分の呼気に満たされているように感じる
ヴェポライザーを吸っては充電の繰り返し
手垢まみれの言い回しも懲り懲り
脂ぎった空気に嫌な汗が滲む
いつだって忘れてはいなかったはずの結末
思い出す90年代フランスの映画『憎しみ』のワンシーン、
飛び降り自殺のジョーク
落ちながら「まだ大丈夫、まだ大丈夫…」
問題は地面に着いたその瞬間だ
「彼女の姿勢は運命の甘受とは遠く隔たったものであり、
人生は悪い冗談、許しがたい冗談だと彼女には思われた」
ミシェル・ウェルベック『素粒子』、
主人公ミシェルの幼馴染アナベルが自殺するシーン
惨めさを笑って誤魔化す
それで済むなら、
済んでる内は笑うしかない
自分の呼気に満たされているように感じる
ヴェポライザーを吸っては充電の繰り返し
手垢まみれの言い回しも懲り懲り
脂ぎった空気に嫌な汗が滲む
いつだって忘れてはいなかったはずの結末
思い出す90年代フランスの映画『憎しみ』のワンシーン、
飛び降り自殺のジョーク
落ちながら「まだ大丈夫、まだ大丈夫…」
問題は地面に着いたその瞬間だ
「彼女の姿勢は運命の甘受とは遠く隔たったものであり、
人生は悪い冗談、許しがたい冗談だと彼女には思われた」
ミシェル・ウェルベック『素粒子』、
主人公ミシェルの幼馴染アナベルが自殺するシーン
惨めさを笑って誤魔化す
それで済むなら、
済んでる内は笑うしかない
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