やるべき勉強、読むべき本があり、弾きたいギターと、学びたい言語(プログラミング言語・自然言語)、作ってみたいアプリがある。急に忙しくなった。やることがあり、むしろ時間の方が足りないという状況だ。ちょっと整理してみよう。
記事がだいぶ長くなってしまったので、ページ内リンクを作って目次を置いた。多分正常に動作してくれるはずだ。
※多分そのうち、このページ内リンクは使えなくなると思います。。色々考えてレイアウトなど丸ごと変更したりして試行錯誤したのですが、自分の頭ではこれが限界でした(ポンコツすぎる)。。
1. やるべき勉強
1-1 ビジネスマナー・アティチュード
先日Amazonから本が届いた。
ひとつは『仕事の超基本』。
社会人としての基本的なマナーをわかりやすく学べる。実際のところ、この類の本は図解が一番分かりやすいと思う。ひよこ🐣が社会に出るときは必携の一冊。
ちなみにこの本もまだ、一日に数ページずつ読み返している。今は3周目に入った。
これら2冊を頭に入れておけば心強いかもしれないが、読んでいるうちに、自分が社会でちゃんとやっていけるかという余計な心配も同時に生まれてくる。社会人として然るべきマナーやメンタリティを心得て世間で働いているすべてのにわとりさん🐔たちに自然と敬意が湧いてくるが、一口ににわとりさん🐔といっても正直ピンキリかと思うし、それぞれの業界でそのあるべき姿というのも違ってくるので、社会に対して必要以上の恐れを抱くべきではないだろう。頭でっかちになって動けなくなるよりも、実際に当たって砕けていく、つまりトライ&エラーから学んでいくということが新社会人にとって真に求められることなのかもしれない。
1-2 基本情報技術者試験(FE)
これは今一番にやらなければいけないことかもしれない。
最優先しているつもりが、わき道に逸れ、よそ見をし、進捗が良くない。これは改善すべきことで、最もよく結果にコミットすることを最もよくやるという習慣をつけなければいけないことは、現在の課題だ。
だがそれでも一応午前のテキストは既に一周し、今度は二周目として問題演習をしている。
2. 読むべき本
2-1 『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』
先日Amazonから届いた別の本がこれだ。
日経BP『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』
Amazonのレビューを見たところ、書き方が甘いなどあまり肯定的ではない評価も散見される一方で、ITエンジニアであれば一読しておくべき本ではありそうだ。
恐らく業界内では超有名な案件で、それに何らかの形で関わった人間はかなりの人数に登るため、それについて少しでも知っておくということは必要だと思う。
2-2 『LIFE3.0』
これは少し前に買った本になる。
これも少しずつ読み進めているのだが、まだ半分ほどしか読んでいない。定価2,700円はやや高いと思っていたが、これは確かに価値のある本ではありそうだ。
AIが世界を支配する、というSF染みた話が実現するかどうかは別として、AIと我々人類が共存する社会とはどういう社会であるか、という議論には価値がある。事実、AIやロボット工学は日進月歩の進化を続けており、今後(それが具体的にいつになるかは別として)それらが存在感を高めていくことは確かだからだ。
AIロボットが銃を携えて人類を根絶やしにするというハリウッド仕込みのシナリオはあくまでデジタルディストピア論者が好みそうなフィクションであり、AIはそれよりも「スマートに」我々を支配すると考えた方が良い。AIはコンピュータの中で、我々が気付かないうちに我々を支配する、と考えた方がまだ現実的だ。
ともかく、これからの人類のあり方、つまりタイトルの「LIFE3.0」の世界を考える上では必読の一冊だろう。
3. 弾きたいギター
先日ついに受け取ったギター、Yamaha Revstar RS502。
すべてが新たに新開発され、これまでのヤマハのエレキギターを踏襲しつつ非常にモダンな外観とプレイング・エクスペリエンスを提供してくれるこのギターは、新時代の名器と呼んでも過言ではないだろう。
マホガニー+プレーンメイプルトップのボディに、マホガニー+ローズウッド指板のネックはギブソン・ギターを彷彿とさせるトラディショナルな組成。スチールウール仕上げのボディフィニッシュに、ヘッドトップも同様の塗装が施されているマッチングヘッドのスタイルが統一感をもたらしており、かつコントロールノブやピックアップカバー、ブリッジといったハードウェアにもマットな質感のものが採用されている。チューナーも同様の仕上げとなっており、デザイン面において一切の妥協が見られない。
そして肝心の音に関してこそ、もちろんヤマハの拘りが細部にわたって表現されている。冒頭で「すべてが新たに新開発され」と書いたが、それはピックアップ(エレキギターの音を拾う部分)にもよく当てはまる。この「レヴスター」シリーズに搭載されているピックアップは、ヤマハの音響チーム「YGD」によって新開発されたものであり、かつ、すべてのモデルにそれぞれ最も相応しいものを搭載している。つまりなんと、「レヴスター」シリーズの各モデルで搭載されているピックアップがすべて異なっているのだ。
本器RS502に搭載されているのはP-90タイプのもので、ソープバータイプだ。P-90は実はかなりの伝統を持つピックアップであり、第二次世界大戦後のギブソンによって開発された。(ピンとくるか分からないが、現在ギブソン・レス・ポール・スタンダードのピックアップといえばハムバッカーが定番になっている一方で、ハムバッカー開発の1957年まではずっとP-90が搭載されていたのだ。P-90をよく知るためにはこちら :
ギブソンオフィシャルサイト)RS502に搭載されているものはやや出力が強く、基本的にはヴィンテージP-90のサウンドとはやや異なるそれが得られる。割合モダンなサウンドから、ヴィンテージライクなP-90らしい音作りまで可能となっている。また、歪みとの相性も抜群であり、軽い自然な歪みのクランチサウンドは当然、見た目以上に激しい暴れ馬的な歪みまで幅広く対応できるポテンシャルを秘めている。
このような特徴を持つRS502をよりヴァーサタイルにしているのは、本シリーズの特徴とも言える「ドライスイッチ」だ。トーンポットをプルすることでそのスイッチが作動し、低音域をカットすることでより軽やかなサウンドが得られる。要はパッシブのハイパスフィルタだ。このドライスイッチをオンにした印象としては、個人的に「マホガニー材特有の重さから解放された」ような感触だ。そのような小細工がされたギターというのは世間に山ほど存在するが、本器においてそれは「小細工」に留まらない。むしろRS502におけるP-90の魅力を最大限に活かす上で重要なファクターと言えるだろう。ドライスイッチをオンにしても決して音がペラペラになるのではなく、P-90特有の中音域の粘りを残したまま低音をカットするといったトーンシェイプになり、真に実用的なスイッチなのだ。ドライスイッチは決して「おまけ的な機能」ではなく、むしろ本器の重要な魅力のひとつと言える。
左がドライスイッチオフ、右がオンの状態。
長くなってしまったが、RS502の概観はこのような感じだ。
このギターはレスポンスにおいて素直で、ピッキングニュアンスを如実に拾い、ハイクオリティなサウンドを出力してくれる。その優秀且つ多才であるという実力の割に謙虚とも言える外観は、大人しさというよりもむしろ、多くを語らぬ静かな矜持が垣間見えるといった方が正しいだろう。瀟洒なデザインを排し、より「結果にコミットする」ファクターにフォーカスを当てている姿勢からは、豪華絢爛よりも質実剛健、という誇りが窺えるようだ。
見た目の「映え」よりも本質を。レヴスターは現代に生きる我々に、そのようなメッセージを投げかけているのかもしれない。
サウンドサンプルについては現在作成中。
4. 学びたい言語
4-1 プログラミング言語
4-1-1 Ruby(on Rails)
ProgateでRuby on Railsの演習をすべて終えてみると、実際に自分でコンテンツを作ってみたいという気がしてきた。Ruby on Rails(以下RoR)は、主にプログラミング言語Rubyを応用して簡単にwebサイト・アプリを作るためのフレームワークだ。勿論、webサイトの外観を作る上ではHTMLとCSSの知識が必要であるし、JavaScriptを使うことも可能だ。また、データベース操作に関してはSQLの知識が必要になる。だがそれらはweb開発を行う上では必ず求められるものであるため、RoRに限った話ではない。
RoRは、これまでアドバンテージとされていたことが他のフレームワーク等に優越されてきていることから斜陽とされているし、また特有の内部の(目に見えない)挙動がややこしいため、RoRのスペシャリストになったところで応用が利かないといったことも指摘されている。
最近インターネットでテクノロジー関連のことを調べていると、RoRをマスターして社内エンジニアになろう、といったプログラミング講座の広告が時折見られるが、どことなく闇を感じてしまう。
ただ、作りたいサービスが明確であり、RoRを活用することがそのサービスにとって最適であるのであれば、起業の足掛かりとしてそれ学ぶのは手っ取り早い手段として優れているだろう。RoRの外から見た挙動はシンプルであるため、一度作業フローに慣れてしまえばページを作っていくのは比較的簡単だからだ。事実、初期のTwitterはRoRで作られていた。
つまり、起業を志すのではなくて、エンジニアとしてRoR専門というのがこれから売りになるかは怪しい、ということだ。
まあ、webデザインにも精通しておりJavaScriptやmySQLといったものに関してもうまく扱えるようになっているのであれば、話は全く別になってくる。正直それらすべてを使いこなせるのであれば、十分IT人材と言えるだろう。ここで言っているのは、あくまでRoRのフレームワークを動かすことだけの専門家になるのはどうなのか、という話だ。
ともかく、RoRは手軽に扱いやすく、それに関する日本語の教材も豊富であるため、使ってみるのはいいかもしれない。
4-1-2 Java Servlet
これは恐らく勉強しなければいけない。というかもっと早い段階でサーブレットに手をまわしておくべきだった。正直Ruby on Railsよりそっちをやるべきであるようにさえ感じている。自分は何をやっているんだ、と最近感じていることの一つ。
4-2 自然言語(スラヴ諸語、特にロシア語)
4-2-1 『スラブ語入門』
これまでお話ししていなかったが、実はAmazonでこんな本を買っていた。。
三谷恵子『スラヴ語入門』
言おうと思っていたのだけれども何となく恥ずかしくて(色んなものに手を出し過ぎていることが)、これまで特にお話ししていなかった。
この本はまだ少ししか読めていないが、スラヴ諸語について言語学的に正確な記述がされており、自分のようなアカデミックな書籍に全幅の信頼を置く人間からするととても良い本だ。
これまで言わずにいてすみません。。
4-2-2 ロシア語の勉強について色々
子供は金づちを持つとすべてが釘に見える、という英語のことわざがあるらしいが(前にも言ったかもしれない)、金づちの使い方を学ぶ最善の方法は結局それを使うことなのだと思う。だから自分は学んだことをなるべく「使う」ようにしたいのだ。
新たな言語を学ぶことは、自分の地平を広げることだと思う。そういえば、中学生の英語の教科書に『New Horizon』というのがあった(自分は『Sunshine』だったけど)。
YouTubeでロシア語のレッスンの動画を観るときは英語を話す講師のものを選んでいるが(日本語で学ぶよりいいかと思って。日本語で教えてくれる動画はそもそも検索していない)、これはロシア語よりもむしろ英語の勉強になっている気がしてならない。
だがYouTubeには良質な教材が大量に転がっている。
そして最近、Learn Russia while sleepingなどという動画があり、それはロシア語の単語やフレーズを数時間にわたって流し続ける(8時間に渡る動画もあった気がする)という正気の沙汰とは思えない内容だが、寝るときに流している。睡眠学習というものを自分は信じていないが、耳や脳がロシア語の雰囲気に慣れる助けになればと思い、睡眠時間を利用して脳に発音を刷り込んでいるという次第だ。
今のところその効果は実感できていないが、ちなみにそれを実践していたところ、先日外国にいる夢を見た。
他にテクノロジーを活用した勉強法を模索していたところ、Excelがあるじゃないかと閃いた。Excelで、自分がこれまで触れた単語をメモしていく。つまり自分だけの辞書を作ってみようという(暇人としか思えない)試みだ。
自分はExcelを殆ど使ったことがないので、ちょうどExcelの勉強にもなる。一石二鳥というわけだ。
作成したデータベースの様子
ロシア語をキーボードで入力していると、まるで初めてコンピュータを触った人のような気分になる。一つ一つの文字を対照表で確認しながらタイプしていくため、信じられないほど入力が遅い。まだまだ慣れないが、続けていればさすがに覚えると思う。
インターネット上で拾った画像をプリントして手元に置いている。
日常の中で、見たこともないし何て読むのか全く分からない文字を見かけることが、一日に何度あるだろうか。キリル文字は自分にとって完全な非日常だ。それに挑戦してみることで、そういう刺激的な経験ができる。
4-2-3 ロシア語と閃き
慣れないExcelと格闘しながらロシア語を勉強していると、アイデアが頭に浮かんだ:Ruby on Railsを使って、辞書(単語帳)を共有するサービスを作ったら面白いのではないか?漠然と考えてみるに、基本的な設計は単純そうだし、データベース操作についてかなり勉強になりそうだ。
!🐣.o(💡)
ユーザがそれぞれ自分で単語帳を簡単に作成できて、かつそれをユーザ間で共有できるというシステムを作ったら面白そうではないか(ただ調べてないけど既にありそうだ)。ユーザによる単語帳作成はできるだけ自由にできるように、基本的なテンプレートは例えば単語とその意味だけに絞り、それ以外の項目を自由にカスタマイズできるようにする、みたいな感じの設計がいいだろう。
「用語集」というものへの需要はあるような気がしている。勉強に関する真面目な単語帳/用語集から、様々な業界の専門用語集、それとかゲームやアニメなどといったエンタメ系のコンテンツにおいても、その世界で独特の使われ方をしている言葉たちがあるはずで、
しかもそうした各方面での独特な使われ方に興味を寄せる層もいるはずだ。
データベース操作のプロになる必要があるが、検索に関しては凝った設計をしなければいけなさそうだ。
ある一つの単語を検索したとき、複数の方面の用語集を参照するようにすれば、単純に面白いし、同じカテゴリ内でも複数を参照することによって情報の精度が上がりそうだ。
既に存在していそうだ(調べてはいない)が、なかなか面白いサービスではないか?と思う。
個人的に有料サービスはあまり好きではない。基本無料で、広告を消すなどの有料オプションを作るとか、アカデミックユーズ・ビジネスユーズに向けたオプションを有料で展開した方が無難に思える。ビジネス向けに活用することも、データベース共有という観点からは可能そうだ。つまり大袈裟に言えば、新たなクラウドサービスの展開を模索できるということだ。
ロシア語の勉強という、暇を持て余したマゾヒストのような試みから、意外にも自分の作ってみたいサービスをなんとなく構想できたのは意外な導きだった。「何かをやってみる」ということの価値はこういうところにあるのかもしれない。
サービスを実際に作って稼働させるかどうかはすべて自分にかかっているが、現段階ではすぐに実行に移すのは難しい。ここまでの項に書いてきたように、やることが山積しているのだ。
5. 最後に
最近はこれまで書いてきたような活動をしている。
ともかく、まずは自分の本当にやるべきことを見極めて行動するということが大切だ。
自分の抱えている課題の中で最もプライオリティが高いのは、間違いなくFEの勉強である。エンジニア云々を語る前に、黙って勉強しろと言われてしまえば、まさにぐうの音も出ない。
とりあえず、今回はかなり長いブログになってしまったが、これを通して自分の思考を整理することもできた。
自分のやるべきことを、目標ベースで定めることが先決だ。目標ありきで行動しなければ、何かを成し遂げるのは難しいだろう。「結果にコミットする」これは流行った言葉でありながら、本当に大切なメンタリティである。