2016年9月12日月曜日

cigarette

echoという煙草は、俺が今まで吸ったメンソールじゃない煙草の中で、なかなか強烈な印象をもっていた…
人も物も、第一印象というのは大切で、その後のそれに対する関わり方に関わりうるが
色んな銘柄の色んなレビューを読んだところでは、どうやら煙草というのは、必ずしも第一印象に拘束されるものでもないらしい。
煙草とか、そういう嗜好品は最初に不味いと思うと切り捨ててしまうものかと思いきや
価格があまり安くないから、という理由も大きいだろうが、そういうこともなく
何本か、あるいはそのまま一箱だけ吸いきる人も多いようで
最初の一本が不味くても、その後何本か吸っているうちに美味しく思えてくるというのは、ざらのようだ…人間関係も、そんなもんなのかもしれないけれど。
そう考えると、煙草というのはそこまで特異的なものでもないようだ…

そんなことはどうでもいいが
echoはとにかく、味が強く感じる
辛みと甘みがべたべたと、一服ごとに感じられる
吸い方にコツがあるというようで、案外それもまた、一本一本の個体差に左右され
ゆっくり吸っても辛いものは辛いし、割と強めに吸っても甘みがあるものもある。
とにかく味が濃い、というのが印象だろうか…そう感じるのはみんなかどうかは分からないが、
とにかく後味が残る
このガツンとくる煙草味は、タールが15ミリのせいなのだろうか、
にしてもあまり高タールだとさすがに、健康を気にするので
同じく旧三級品、わかばに手を出すのは少し、はばかられる…
わかばは確か同じ値段だが、タール19ミリという強者…
実際、慣れてくるとechoがおいしく感じるのはわかった
確かにこのキャラクターは手懐けるのが、他と比べて難しいように感じるが
旨いことは旨いことに、違いはなかった。

一方Marlboro(赤)は
echoより安心感がある、吸っていても、フィルター間際になるまでは割と安定した味を愉しめる
しかし最近、Marlboroのアンモニア臭を感じるようになった
吸い方のせいなのか、たまにそれを感じる
煙を少しだけ鼻から抜けば、あまり感じないように思える
料理などの味もそうだが、やっぱり嗅覚を通さずしては味わうことはできず、味覚はそれ自体で完全とは言えない
ほんの少し鼻から抜けば、ほどよい辛みの中の香ばしさがふっと広がる
やっぱり、Marlboroに体が慣れたのか、旨くも不味くもないと感じる一方で、たしかに安堵感のようなものを覚えるのも確かだった。

昨日、余していたPARLIAMENTを久しぶりに吸った
その"上品さ"というものが少しわかったかもしれない
ただ、echoの後に吸ったのが悪かった…
その繊細さをあまり感じられなかった
むしろ、味気なくすら感じてしまった
けれど、その副流煙の匂いに上品さがある
echoやMarlboroと比べると、副流煙に棘が無いというか
ツンとくる感じが無い
主流煙の方も同様で
そこにリセスド・フィルター(フィルターの一番外側の紙が5mmほど余分に伸びており、フィルター部と先端との間に空間が作られている。煙を冷やして味わいを深めるためらしい。)の働きがどれほどあるかは分からないが、マイルドな印象が作られている。
味がガツンと来るタイプではないが、飽きの来ない味であるような感じだろう。

実はechoについてもっと、美しい感想を書こうと思ったが
あの煙草にそんなものは似合わない、不要であると思い、普通に書いた

今回は煙草の話でした

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