俺も正直なところ
汚い感情で一杯だよ
俺は色んな奴らと普通に接して
それでも壁を作ってしまう、
そこにあるのは俺が自分で掘った溝かもしれない
だけど色んな奴らの気に食わないところを後から見つけて
そのせいにすることにも慣れた
確かにこれも汚いことの一つであるとは思う
だけれどもそれも生きる方法だ
内心では色んな連中を嫌いながらも
心の汚い言葉を浴びせながらも
それで自分の中の何かが片付くなら悪いことではないように思えた
それに俺も無実無根のことは連中に対してでも言わない
俺の憎悪も都合の良いものだ
肩身の狭さ
俺は色んな所で感じてきた…
家でも外でも学校でも大学でも
俺が奴らと距離を置いてるのか?
奴らが俺と離れているのか?
奴らは俺のことが気に食わないのか?
それとも俺が?
奴らは俺を認めていないのか?
それとも俺が?
この問いのいずれかに"はい"の答えが出ることもあるだろう、
というかこれまで沢山あったはずだ
でもそしたらそうじゃなくても
それを気にして、自意識過剰気味になることもあった
俺はその答えを連中に求めた
人の顔色を窺う俺の癖も、そういうところから出た節もある
それでもなお、俺の個性というか、この
無駄に強くて、無駄に人と馴染まないこのアイデンティティのようなものだけは
自分の中で増幅していった、
というよりか寧ろ、そういう状況が
俺に"自分"をより強く意識させた
「俺はそもそもみんなに好かれるような人間じゃない」
それはまだ全く普通だ
でも中学生の時思っていた
「俺はみんなが思っているほどいい人間じゃない」
「俺は理性の塊なんかじゃない」
「俺は連中が思っているような気高い人間じゃない」
これらは俺の人生を、俺の思考を
大きく変えてしまったと思う
別に今はもう、そのせいじゃない
それでも今でもそれらの思いが生き続けていると感じることもある
18になれば、不良じゃなくても煙草を吸ったり酒を飲んだりは普通にする
今の俺もそんなもんだ、
俺は"悪ぶりたい"と思ったことはなかった
それに今はなおさら、そんなことは思わない
今は余計な感情や過剰な勘を鎮めるために
そういうものに依存したくなる気持ちが強いだけだ
何かに酔っている間は心地が良いものだ
それで俺は、自分の中の増幅する"自分"を
Eminemに重ねてみたりもする
俺は高校では髪を染めてみたりもして
そのときもEminemは聴いていたが
その後"育ちが良いように見える"恰好をしようと心がけていたときも
俺はずっと聴いていた、
高校のブルジョワ連中が着てたような服と遜色ない恰好をしていても
俺はEminemのThe Way I Amを聴いていた
Role Modelも好きな曲だ
そんな感じだ、
むしろ
きっとこれは君も良く分かると思う、
ブルジョワ連中とつるんで奴らと同じように合わせて振る舞いつつも
奴らと決定的に違う"自分"を自分の胸中に抱くことって
すごく快感なんだ
たとえば
俺は綺麗な白い七分丈のパンツを履いて
白いワイシャツを第一ボタンだけ開けて着る、
その上に紺色のセーターを着る
そして黒いジャケットを羽織る
靴下も紺色で合わせて
靴は黒い革靴を履く
時計はいつもしてるじいちゃんの形見のカシオ
そうすれば俺は完全に育ちのいい男だ
そして髪型はいまのまま
ワックスをつけて、しっかり盛って
コンタクトか、黒縁メガネかで印象は変わってくるが
そして高校のブルジョワ連中と談笑する
その後は自分の時間
Eminemの汚くも自分の心にかなうリリックを聴いて
いい加減暗くなってからコンビニでワンカップの酒を買う、
近所の公園で飲み干す
そしてそのガラスの瓶を、地面に叩きつけて割るんだ
すごくいい音で砕けて飛び散る
その瞬間の快感のようなものかな
自分の中の本当の自分が、息を吹き返すんだ
そういったことを、喜びとしていたこともあったよ、
ひねくれ者かもしれないけど
そうやって半分奴らに迎合しつつ、奴らの振る舞いに背くようなことをした
その度に思うんだよ
俺と奴らは違う、って
嘲笑ってやるんだよ
別に奴らに、恨みはないけどな
なんだか長くなってしまった、
それになんだかまた、少し変なことを書いた気がする
それでもいいや
あれ、本当は俺は
なんか違うことを書こうとしたような…
まあいいか
※追記
これ書いたときシラフじゃないのであしからず
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