2017年3月17日金曜日

in a daze

安春川に、鴨たちが戻ってきている。
夜、バイト帰りに川にふと目を向けると、静かに水面を漂っているのが見える。
群れは基本的に沈黙を貫いているが、何があったのか、時折鳴き声を上げるのもいる。
もう春が近いが、まだ雪もたくさんあるときに何故かいた、1つがいの鴨を思い出す。
おそらく先月だろうか、バイト帰りに吸殻を投げようとガードレールに近づくと、何やら川に動くものが浮かんでいた。それは雄と雌の鴨で、雌がゆっくりと前進する少し後ろを、雄が追いかけていた。そして時々、雌の体にくちばしを当てている様が仲睦まじく見えた。
翌日、そんなことも忘れて再びそこを通ると、またそのカップルがいた。今度は雄がゆっくりと漂う後ろを、雌がついていっていた。同じようなところをずっとうろうろしていた。
まだ冬の寒い夜に、おそらく冷たいであろう川の水の上をぷかぷかと浮かぶ雄と雌の姿が、なんとも印象的に頭に残っている。
このエピソードは何度も、思い出すたびにブログに書こうとおもっていたのだが、どういう訳か他のことを書いてそのままこれを書くのを忘れていた。

書きながら食べていた"菜の花岬"をひとつ、食べ終わった。
おいしかった。

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