2018年4月29日日曜日

"未来を語り、明日を考えず絶えず高く飛ぶがために焦る
ゆるぎない思いと力を持するのみだから加速するループ
祈りながらベッドに沈む、汗にじむ夢の彩りはまだら
入り組む裏町の路地塗り潰す、クレバス 日も暮れだす
過去を美化できるだけご立派
いびつな、折り合いと辻褄"
―精神病質 / 鬼

酒を飲んで誤魔化す
十分とは言えない自分の稼ぎで買ったウォッカが喉を焼く
その感覚にも慣れ、40度の酒を毎日飲んでれば慣れもするが
20度の焼酎が水のように感じる
親の脛かじり偉そうに酒を飲み煙草を吸う
安い英国製カリンスカ、14ミリの細いラーク
それで気が紛れるなら安い気さえする
でも全ては忘れるためのもの
単に旨いから酒を飲むんじゃない、何かを忘れるために酒を飲む
そうしている間は、この甘ったれにとって厳しい世界のことを考えずに済む
今までのツケが回ってきている、
だが清算は―、もっと後になるに違いない
今はある種の麻酔、合法的なアルコールとニコチン
寿命と金を削って一時的な簡単な快楽を得る
自分がしょうもない奴だということを忘れさせてくれる
自分が人よりも劣っているのは分かってる
そろそろ動き出さないといけない、
そういう切迫した意識を和らげてくれる
こういうのがダメだということは分かってる
意識を高く持とうが何しようが、結局自分はそういう呪縛から逃れることはできなかった。

"成り上がりのプッシャー 偏見の目だけで十分だぜ"
―何食わぬ顔してるならず者 / 漢

自分は周りのブルジョワ連中とは違う、なんて思っていた時期があった
確かにそれは今でも思いはする
だけど今の自分の有様を見れば、自分も結局親の脛かじって生活させてもらっているに過ぎない人間で
その点、自分は親が金持ちで何不自由なく過ごしてきた人と同じ
差なんて幾らもありはしない
のほほんと現状に甘んじて生きてる
その癖にそのブルジョワ連中を蔑む資格なんてない気がしてきた
ずっと苦労してる人なんてたくさんいる
自分は高校の中のアウトサイダー気取りで、酸いも甘いも嚙み分けたような勘違いした面を下げて
しかもそれは今も変わってない
自分は何の苦労もしてない、一般人にすぎない癖して…

"そうしたいならそうすりゃいい
こうしたいならこうすりゃいい
間違ってるとか正しいとかどうでもいい話にしか聞こえない
ストレスに押しつぶされそうな夜、酒を飲んでまた失くした記憶
酔っぱらいのいつもの決まり文句「ひっくり返してやるいつか全部」
描いていたものとは程遠く、現実が今日を打ちのめす
自業自得なのは分かってるこの道を選んだのは自分"
―DOGG RUN TOWN / D.O

成果を出すことに囚われる一方で
「大学のうちに親の脛を齧ってでも学んでおくべきことはたくさんある」
なんて言ってたことを思い出す
確かにそれは事実で、大学に行くことというか人生の中の大学生という時期に学ぶべきことはたくさんある
物の見方とか考え方とか
それに自分も最初のうちは言語を勉強したり自分の専門を放り出していたと言えるくらい、別のことをやってた
だけど今思えばあのときから自分の専門を勉強しておくべきだった
目標は早く決めるに越した事はない
そして今になって、自分は本当は多分市役所で働くための勉強をしなくちゃいけなくて
なのに経済法の判例集を買ってみたり、そんなことをして
結局一つに狙いを定められていないのは確か
というか狙いも何も、
自分は今、銃を構えているのかもわからない
「どんな的が出てきても撃ち抜けるように」って部品を磨いているのかもしれない
けどもう自分が狙うべき的は定まってるはずなのに
的を見るのが恐い?
そうかもしれない
もう逃げてる場合じゃないっていうのは分かってる
漠然とした不安とかそんなこと言ってる場合じゃなくて
尻に火をつけて動き出さなきゃ間に合わない時期にまで来てるはずで
もたもたしても失敗しても自己責任
一発で当ててやるっていうプレッシャーを作り出してるのは間違いなく自分
初めての技能教習で車を動かすのが自分にとってすぐにできるようなことではないと知った
既定の技能教習の数はマニュアルだと15回で
仮免に受かれなくて数を増やすことになるとその都度補修としてその金がかかるというシステムで
それを補うために予め金を払っておく「安心コース」という料金設定もあるけれど自分は通常コースで申し込んだ
だから順調に一発で受かり続ける必要がある、仮免も、そして免許を取るための最後の試験も
親の金で甘えてるからそれくらい頑張るのは当然
親の金で自動車学校に行かせてもらってるから補修の金も自分で払うのは当然
当たり前のこともできないようじゃ自分は失格
もし仮免やらに落ちたら、単純に試験に落ちるという意味だけではなく
そういう意味でも不合格
自分の尻も拭えない未熟な人間なのに
「自己責任」なんて言葉を使う自分もどこか勘違いしてるように思える
今の自分が果たせる「責任」なんてたかが知れてる
裏付けがなければ責任は担保できない
「責任」という言葉は重い
まあ、ここで言ってるのは主に経済的な意味での責任ってことだけれど

" 'cause it's no such luck
There ain't no such thing
Can't blame the stars or fever of spring
No such luck
There ain't no such thing
Something's always goin' wrong..."
―No Such Luck / Michael McDonald


このブログは2日に分けて書いた





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