確か高校2年生の冬に出たShady XVに収録されている。
俺は発売日に購入した
その時から好きな曲ではあった、
曲自体もそうだし、内容としても好きだった
特にラストのYelawolfのパートが音楽としても、内容も、良かった
でもなんだか、今一度振り返ってみると、なんだか
不思議な魅力を放っている
以下引用
Love is a cannibal ridin' a carnival carousel
'Round and 'round we roll, where it stops, baby nobody knows
Some people go crazy and they lose control
Some people jump off, some people won't let go
Some people say love, some people say why
Some people don't love, they just want a free ride
The rain won't stop, it'll never dry
If she's in the house of pain then love is standin' outside
以上(Read more: Eminem - Twisted Lyrics | MetroLyrics)
この曲で一番remarkableな部分。
人々が"愛"と呼んでいるもののを本質的に捉えていると思う。
一般的に"愛"について語るときに、"降りる(≒"jump off")"という表現を使うのは
なかなか愛のいかなるものかを分かっていなければ、難しい。
さらにその後、"一方で(相手を)手放さない奴もいる(~, some people won't let go)"と
置いたことで、"降りる"ことすらできず手放す勇気もない、という
(時に行き過ぎた)愛のジレンマ的な側面が強調されていると思う。
というように察せるのも、この曲自体に特別な雰囲気を感じるからである。
自分の読みが正しければ、このラブソング(この呼び方はあまり好きではないが)は
恐らくあまり健全な愛の話ではない。
1つの曲に複数の解釈があるとすれば、
この詞はある種の、依存的な愛を描いていると考えられる。
ある女が悲しんでいるところからこの曲は始まる。
しかしその女は、男がそれを気に留めない様子に見えて、その男に
苦しみを与えようとする。
女はその男の欠点(≒shortcomings)(≒ダメなところ、ある種の過失)に苦しんでいる
しかしそんなことを男は気にもとめていない、彼女が彼に苦痛を与えようとしていることすら。
一方、実は男も同じように感じていた。
女の欠点(≒shortcomings)(≒ダメなところ、ある種の過失)に頭を悩ませていた
男はある日その女を殺す夢を見るくらいだ
そうしてその男女はお互いに心の内に残酷な側面を持ち合わせており
("she's twisted, he's a rebel"≒彼女はへそ曲がり、彼は悪魔(反逆者)、お互いに相手に
そういった思いを抱いていた
しかし彼らは別れを選ぶことはしない
(一番最後"So I guess this means goodbye...For now"は"これはさよならってことよね…今のところ"と言っているが、その後男女(スカイラー・グレイとエミネム)の笑い声、つまりお互いの胸の内では本来別れを選ぶであろう段階に至っていることを認識しつつも、それでも結局別れることができない("今のところ"→笑い声))。
"あなたがそんなにおかしくなるとは思わなかった(≒I didn't know you'd be insane)"というところから、徐々に関係が深くなるも、同時に愛の泥沼にはまっていったのだろう。
そこで互いにshortcomingが目に付き、そこに苦しむ。
しかし"Sometimes I wish that you'd just die 'Cause I'm too afraid of leaving (≒時々、あなたが死んじゃえばよかったと思うわ だってあなたと別れる勇気がないのよ)"。
そしてその男女の話が終わった後、突如第三者視点のYelawolfが、一番最初に引用した部分など
愛の本質ともいえる所を歌う。
(ちなみに"The rain won't stop, it'll never dry"は単純に雨の話ではなく、"(彼によって傷つけられた彼女の)傷が癒えることはない"ということを意味しているのも重要な意味合いを持っている)
お互いに短所(日本語でそう言うと意味合いが違う)を意識しつつも、結局はそんなことを気にしていられず、結局一緒にいてしまう。別れを選ぶこともできず、実際に相手を殺すこともしない。
恐らくこの男女は並みの関係であれば、そんなことは思わなかっただろう。
この場合お互いに傷ついてまでもその関係を捨てられないというのは、そこには他では得られない愛があるからであり、先のフレーズにおける"~, some people won't let go"のタイプだろう。
降りることも可能であるはずなのだが、そういうことができないような関係というのは、
かなり深いものだろう。
この曲で実際にそうかは分からないが、現実的に考えたら、それはおそらく"依存"に近い愛ではないだろうか…
EMINEMの曲(厳密には…スカイラー・グレイ)に関して、こういう愛の観点からリリックを深読みしたことはなかった。
(でもこういう雰囲気の曲でEMINEMはとても似合っているし、こういうスタイルが個人的に好きなのでEMINEMのファンをやっているといっても過言ではない)
別にこの内容が俺と君の関係みたいだ、とかそういうつもりじゃないし、この内容に完全に合致してるわけでもない
ただ、こういう内容の曲にはなんだか惹かれる…という意味合いで、あくまでこの曲に関しての個人的な見解をブログに載せたまでです
とても深い曲だと思ったからね。
この解説は、日本版のCDについているブックレットを少し参考にしつつ、一方そこに載っていない重要な解釈を海外の注釈サイトから着想を得て、独自の見解を示した感じです。
この曲に関して日本語で解説してる中では、だいぶ詳しい方だと思う。
それに、日本語ではまだ成文化されてなかった要素もあると思う。
あまり話題になったわけではないけど、個人的には名曲だと思う。
EMINEM関連のラブソングは、暗いのとか、狂気的なのとか、深いのが多い。
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