俺には考えることがたくさんあると言った
それにそれは強ち嘘では、ないだろう
俺は、というよりか人は
往々にして、自分のしたことに責任を取らなければならない
自分がしたことのツケは
自分で払わなければいけないのがこの世の約束みたいだ
だから俺もその法則にもれず
自分でしたことの責任は取るともりでいる
これが嘘になるときは、おそらく
俺が俺じゃなくなる時だろう
つまり俺にも耐えなければいけないことはある
俺はとにかくいろんな面で、罰を受けるべきだと思うし
よく神に、俺を罰してくれと本当に祈ったけど
俺は本当に罰されなかった
というか、俺本体が罰されることはあまりなかった
俺の周りで起こることが
俺に間接的に、牙を剥いた
俺を傷つけるには、俺本体じゃなくて
俺の一番大切な人を傷つけるのが手っ取り早いということを
さすが神様は知っていた、
そういう意味では神とやらも大したものだが
意地の悪い神様だ、
俺を蹴って殴って、地面に叩きつけてくれはしない
俺を縛って鞭で打つこともしてはくれない
俺は何か超越した力を持つものに、苦痛を与えられたい
もしそれで、あらゆる罪や穢れの贖罪になるのであれば
俺は進んで十字架の前に立つ
それなのに神様はそこまで甘くはなかった
俺は今でも時々、というよりかよく思うよ…
ある日目を覚ましたらどこか、ふわふわした雲の上のようなところで
真っ白い服を着た、天使のような君が隣で眠っていて
その顔を俺がのぞき込むと、君が目を覚ます
そして俺たちは気付くんだ、
ああ、すべて嘘だったんだ、すべて夢だったんだ、って
なんだ、じゃあもう心配も何もないねって言って
2人でそっと抱き合う
何も考えずに愛し合えるのねって
もう大丈夫だねって
俺たちはおそらく、少なくとも今は
この人生に、結局意味など見いだせない
"生きていても、意味がない"
悲しいかな、その言葉だけが
頭の中で、輪郭がはっきりとして…
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