俺はもうユートピアに酔うことはしない
俺はこの何年間で多くのものを嫌い、蔑んできた
表面的には俺はそんなことを表しはしない、それは自分の不利益に繋がるからだ
俺はこの世の色んな人々が嫌いだ
けれども俺は自分のその感情を以ってこのクソみたいな世界を克服する
みんな自分以下の世界だと思っていれば、この世はそれほど窮屈でもない
寧ろ敵は自分自身だけだ、
この厄介な思想にさえ屈服しなければ俺は空を飛ぶことだってできた
俺はどうだか知らないが、寧ろ俺は軽蔑される対象だ
俺には想像上の敵を作り上げる癖があるから自分の考えがどこまで現実に沿ってるかは分からないが
意識の高い親に育てられて真面目に勉強してきた奴らがいる
俺の親は今頃になって気付いてる、"自分たちの意識がもっと高かったら、息子はもっと上に行っていた"って
でも俺は恨んでなんかまったくいない、寧ろ俺はこれでちょうどいい
俺は不良では全くないが高校の時から酒を飲み、3年生になってから受験期にラブホテルへ行ってセックスして酒も飲んで
それでも前者の真面目な連中のうちには、俺と同じ大学や学部を受けて失敗した奴らがいる
俺は言ってやりたいんだよ、悔しいかって
まあ、実際には口に出さないけどな
でも育ちのいい奴らは俺を妬んだりしないだろうからな、実際恨みなんて買うことはないさ
でも考えてみれば、俺は今までの人生で多くのポイントを得てここまで来てる
例えば俺と同じように、高校生になって金髪にしてみたり、遊んでた奴らの多くは
そもそもまともな高校に行ってないか、大学に進学してないか、俺の大学と同等またはそれ以上の大学に行ってないかだ
大学に行かないっていうのは俺が思うに損だ
親の脛を齧って遊べる人生最後のチャンスなんだ
そこで遊んだり飲酒喫煙セックスをしないなんて人生のポイントを取り損ねてる
しかも卒業すればもちろん、学歴は大卒だ
つまり俺は、自分以下の奴らよりも、自分以上の連中の一定数よりも、多くポイントを稼いでる
奴らはまだ気付いてないだけだ、この世には俺のような類の連中がいるってことに
気付いて羨めば、恨めしく思えばいいさ
俺はそういう奴らの恨みを買ってそれを燃料にして、街を堂々と歩いてやる
でも俺はこういう醜い世の中が嫌いだ、だからその分俺がまた、新たなるルサンチマン製造機になってやる
まあ、実際誰も俺を羨みなんかしない
それに俺がこれからどうなるかもわからない
ただ俺にあるのは、そういう意味ではやはり
自分のカーストを上に進める可能性だけだ
それに俺にはもちろん人生の汚点もいくつかある
一つ、大袈裟に言えば俺は多分中学校あたりで人格を変えられてしまった
あの頃の自分は、今考えればその愚かさに涙を禁じ得ない
でもあの頃の自分がいたからこそ今こうしているのかもしれないと思えば、
あの頃の糞野郎に感謝の一つもしないとな
俺は取り敢えず、この世で"真面目に"勉強して、ビールを飲んでパーラメントを吸ってセックスでもしてるよ
快感に溺れて居なければ、自分の思想に溺れて酸欠になってしまうからね
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