思考を巡らせる
まさにまるで血のように脳を浸している
俺はそこから離れるといてもたってもいられなくなる
俺は日々を浪費している
俺はいったい何に血を流す
俺は何の代償を払う
俺は何も
俺は何にも払ってない
目を覚ませばベッドの上で太陽がもう高い
俺はベッドから出てバスルームで汗を流す
俺はどこに血を流している
俺は価値のないような日にも
何かしらの価値を持たせなければならない
俺は何かを達成しなければいけない
俺は時々悟りを開いたような気分になる
あのバイトをしている人たちは、もちろんみんな疲れたような人たちばかりだけど
きっと、何かのために働いてるんだ
何かのために、別の仕事をした後、夜な夜なあそこに集まってきて掃除をしてる
何かのために
何か、きっと大切なものの為にな
それが目に見える人ももちろんいる
一方目に見えないものの為に働いている人もいる
目に見えないものの為に
もしくは、両方もいるかもしれない
境界線があいまいになって
というか、そんなこと考えてる余裕もないかもしれないけど
俺は別に、大したことを言おうとしているわけじゃない
幸せってなんだろうな
この世界に本当にそんなものがあるのか、
疑いたくもなる
俺だってそれを感じることはできる
時もある
けれどそれを捕まえることはできるのか
禍福は糾える縄の如しって諺、か知らないが、そういうのがある
全てを支配することができないなら
いっそすべて失った方が良いと思うことはないだろうか
全てを手に入れられないならば
そもそも価値はない
一度生じてしまった物事を完全な無に帰すことはできない
けれどそれを
限りなく無に近づけることはできる
存在を消してしまえば
もう何も起こることはない
疲れたならばそれも手段だ
俺は許すよ
俺は許す
俺は時々、脳内でスチールウールが燃えているような頭痛を覚える
それをかき消せるのは煙草だけだってことに気が付いた
アルコールは時々悪化させる
人生の課題を
俺たちはもう十分達成したよ
きっともう十分だ
だからきっと神様も許してくれるさ
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